一般的な練習用の駒の現状
練習用の駒としては、一般的にプラスチックのものが普及していますが、プラスチックの駒は材質的に柔らかいため響きがあまり良くなく、強い力を加えるとすぐに割れてしまうという問題がありました。
また、同じように練習用として用いられる竹駒ですが、竹駒は製作する際皮目に近い硬い部分を材料として使いますが、そのまま使った場合、糸を乗せる部分に当たるところに竹の内側の柔らかい部分がくるため、こちらも柔らかく、あまり良い響きは得られませんでした。
これを解消するために入り象牙・入りべっ甲・入り舎利など、駒の上の部分に竹より硬い素材を挟み込んだものや上半分を上記と同じ材料と張り合わせ、ある程度の強度と響きを持たせたものが流通しているようです。
リーズナブルでもちゃんと使える駒を
練習用の駒としてプラスチックや竹製のものをご紹介しましたが、現行商品では音色的にも強度的にもお値段的にも納得できるものがなかなかないのが現状でした。
そこで当社は、同じ竹製でありながら材料に皮目に近い部分の密度の高い硬い部分を使用し、それを上下に張り合わせることによって強度を出すことを考えました。
この製法で作られた駒は、従来の全竹の駒に比べて糸道の部分が硬く作られているので、演奏時の余分なしなりが緩和され、より良い響きを得られるようになりました。
また、材質自体が繊維の多い竹ですのでプラスチックのように力の入れ過ぎで砕けることもありません。
長唄・民謡用と津軽用に対応
サイズは長唄・民謡用と津軽用をご用意しています。
これまでは津軽の練習用駒というものがほとんど無かったと思いますので、こちらは津軽の練習用に是非どうぞ。
もちろん、長唄・民謡の練習用にも是非どうぞ。
各種サイズご用意しています
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